いまここNews 働くわんこ 盲導犬編

知っていますか?盲導犬が活躍するまでの道のり

視覚障害者の大切なパートナーとして活躍する盲導犬。

「盲導犬はどのように育てられているの?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、盲導犬は一般的なペットのように購入して育てるのではなく、盲導犬協会などの専門団体が繁殖・育成を行い、
多くのボランティアや訓練士の支えによって育てられています。そして、訓練を終えた盲導犬は、必要とする視覚障害者の方へ無償で貸与されます。

今回は、盲導犬が誕生してから活躍するまでの流れをご紹介します。

① 誕生~パピーウォーカー期間(生後約2か月~1歳)

盲導犬候補の子犬は、生後約2か月になると「パピーウォーカー」と呼ばれるボランティア家庭に預けられます。

この時期は特別な訓練を行うのではなく、家庭生活の中でさまざまな経験を積み、人と暮らす楽しさや社会性を身につけていきます。

たくさんの愛情を受けながら、「人が大好きな犬」へと成長していく大切な期間です。

② 専門訓練(1歳~1歳半頃)

1歳頃になると、子犬たちは訓練センターへ戻り、本格的な訓練が始まります。

約6か月から1年をかけて、障害物を避ける、段差で立ち止まる、安全なルートを歩くなど、盲導犬として必要な技術を学びます。

ただし、すべての犬が盲導犬になれるわけではありません。訓練を修了できるのは全体の3~4割ほどといわれています。

盲導犬にならなかった犬たちは「キャリアチェンジ犬」として、新しい家庭へ迎えられ第二の人生を歩みます。

③ 共同訓練・貸与

訓練に合格した犬は、盲導犬を希望する視覚障害者の方とペアを組みます。

その後、一緒に生活しながら歩行訓練を行い、お互いの相性や信頼関係を深めていきます。

無事に共同訓練を終えると、正式な盲導犬として貸与され、新たなパートナーとの生活がスタートします。

④ 引退後の生活(10歳頃~)

盲導犬は10歳前後になると仕事を引退します。

引退後は「引退犬ボランティア」などの家庭で、ゆったりとした生活を送りながら余生を過ごします。

長年にわたり人を支えてきた盲導犬たちは、第二の犬生でも大切に見守られています。

たくさんの人の支えで成り立つ盲導犬育成

盲導犬の育成には、パピーウォーカーや訓練士、引退犬ボランティアをはじめ、多くの人々の協力が欠かせません。

一頭の盲導犬が活躍するまでには、たくさんの愛情と時間が注がれています。

街で盲導犬を見かけた際には、温かく見守りながら、その頑張りに思いを寄せてみてはいかがでしょうか。